年長組で七五三の千歳飴の袋を作りました。数種のきれいな絵の具を太めの糸につけ、二つ折りの画用紙の片側に糸をのせます。次にもう半分の画用紙をペタンと合わせて糸を閉じ、糸を引き出し、広げると、美しい相似形のデザインが現れます。
この技法はデカルコマニーといってシュルレアリスムの画家オスカル・ドミンゲスが考案しました。フロッタージュと類似して、即興の偶然の絵の具の戯れと言うべき技法で、数種の絵の具が溶け合い、不思議な全く左右対称の絵が現れます。真ん中に鏡を置いて、鏡の向こうとこちら側のような世界です。お家でも試してみてはいかがでしょうか(理事長記)